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爪水虫って?

爪水虫は白癬きんが爪の中に侵入してくると起こります。足水虫の治療が不完全だと、こうして爪の中にまで入り込んで爪水虫となります。痒みがないために、気づかないで過ごしている人も多いのですが、症状をチェックして、自分はそうじゃないか見てみましょう。親指に症状が出ることが多く、爪の変形、変色、白く濁る、ボロボロと欠けてくる、爪が厚くなるなどが見られます。加齢に伴い、爪も白っぽくなったり黄色っぽくなったりしますが、厚みが出たり色が濁ったりすることはありませんので、ここで見分けましょう。白癬きんは、切った爪の中でも半年もの間、生き続けることができます。自覚症状は、爪に現れる変化だけで見過ごしがちですが、放っておくと爪がもろくなるために、靴を履くとき、歩行時に痛みを感じるようになってしまいます。

爪水虫の治療

爪水虫 治療

以前薬局に勤めていたときに、「爪の水虫になったから水虫薬をください」という人のなんと多かったことか……。答えを先にいうと、市販薬で爪水虫の完全な治療は期待できません。皮膚科を受診するようにすすめました。爪は皮膚と違い、塗り薬やスプレー薬の浸透ができません。気休めに液状の薬を使うくらいでしょうか。皮膚科を受診し、飲む薬で体の中から治療します。薬の成分が血流にのって、爪まで十分に行き届くからです。足水虫もあれば、一緒に治療できますので一石二鳥です。水虫の治療は根気のいるものですが、爪水虫も例に漏れません。新しい爪に生え替わり、完治するまでには早くて半年、遅くても1年はかかるでしょう。

パルス療法

爪水虫の治療で、半年間毎日薬を飲む方法と、パルス療法と呼ばれる方法があります。これは7日間薬を飲み、21日間薬を休み、これを3回繰り返す方法です。パルス療法に使われている薬が、爪に留まる時間が長く、飲んでいない21日間にも薬の効果が続く特性があるからです。薬を飲まない21日間は経過観察のために医師の指示にしたがって、通院する必要があります。せっかく始めた治療を途中で中断することのないよう、根気強く続けましょう。

爪水虫の予防

予防の方法は、足水虫と同じです。清潔と乾燥を心がけましょう。足水虫になった場合、きちんと治療していなければ、足水虫と爪水虫のダブルパンチになってしまいます。

水虫のいたちゴッコ

爪はケラチンでできています。皮膚が硬く変化したものなのです。ケラチンのかたまりなので、白癬きんには条件がそろえば、増殖に困らない環境になってしまうのです。爪水虫になると、爪は白癬きんをたっぷりと溜めておく場所になってしまいます。足水虫になっていて、しっかり治療したつもりでも、爪水虫を併発している場合は、爪から常に白癬きんが供給されるので、症状が一時的におさまっても、すぐに再発を繰り返します。爪白癬を治療しない限り、足水虫も治らないと考えてもいいでしょう。爪水虫だと思ったら、皮膚科で処方される飲み薬をしっかりと飲んで、両方の水虫を完治させてしまいましょう。

COLUMN

爪水虫 コラム

以前、かなり年上の同僚が、「年をとったら爪が厚くなってきて、色も変わってきたの。恥ずかしいから常にペディキュアをしてるの」と言っていました。ストッキングから見えるつま先は、いつもペディキュアが塗られていました。今思えば、あれは爪水虫だったのではないでしょうか。加齢による爪の変化で、厚くなるということはありません。彼女は気づかずに、今でもペディキュアを塗っているのでしょうか。

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足 あし
爪水虫? 爪が痒くなるの? 爪水虫は爪白癬とも呼ばれ、痒みはなくても立派な水虫です。もちろん原因になっているのは、普通の水虫と同じ白癬きんです。普通の水虫と、何が違うのでしょうか。
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